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深部大脳辺縁系のための処方箋その2



 ポジティブな人達と付き合おう!

 甘い飲み物に群がる蟻を一度は見たことがあると思います。では、その容器を手に持ったらどうなるか?蟻達は、ものの数秒であなたの体に這い上がってくるので、慌ててそれを払い落とそうとするでしょう。

 ネガティブな人達といると、それと同じ現象が起こります。あなたがご機嫌で部屋に入っても、彼達のネガティブ感情が、まるでさっきの蟻のように、あなたの脳と体を蝕むでしょう。あなたは別にそれを望んでいるわけでもないのに。

 今の生活をありのままに見て、自分の周りにはどんな人がいるのかリストアップしてみましょう。その人達はあなたを信じ、自信を与えてくれる人達ですか?それとも、あなたの意見をいつも批判ばかりし、希望や夢をけなしている人達ですか?

 人生を「障害物競争」に例えると、障害物が少なければ少ないほど楽だということがすぐわかるでしょう。ネガティブな人は不必要な障害物をもたらします。なぜなら、彼等の反対や、皮肉や、批判を乗り越えるために強い意思を貫かなければならないからです。強い意思を貫くには、それなりの時間と体力を使います。できれば障害は避けたほうが賢明です。そういったネガティブな人達とは距離を置き、反対に「やればできる」といった態度で自信を持たせてくれる人と付き合うようにしましょう。

深部大脳辺縁系のための処方箋その3
 
 対人関係によって辺縁系の結びつきを強めよう!

 人との深部大脳辺縁系的なつながりを、健全で価値あるものに保つためのルール。対人関係で辺縁系的な結びつきを強めるために是非実践してみて下さい。



 1、人間関係を保持する為に、責任を持つこと。

 人間関係にヒビが入ったら、相手を非難するのではなく、人間関係に責任を持ち、修復のために自分に何ができるか考えよう。



 2、人間関係は当たり前のものではない。

 たとえ家族でも、親しい友人でも、恋人でも人間関係を過信し、時間と優先順位が下がると、人間関係は傷付きます。良い人間関係を永続したいなら、それを慈しむ必要があります。


 
3、人間関係を新鮮に保つ。


 人間関係は鮮度を失い退屈になると、傷付きやすくなります。そうならないためにも、いつもと違った新しい方法で人間関係に活気を与えましょう。


 4、相手の良い面を見つける。

 相手の嫌な面を見つけるのは容易いことです。それは人間の性といっていいでしょう。逆に好きな面を見つけるのは本当に大変です。もっと時間をかけて人間関係のポジティブな面を見つけるようにしましょう。



 5、コミュニケーションは明確にする

 人との衝突の原因のほとんどが、意志の疎通がうまくできていないことから生じています。人の行動や言動を勝手に解釈して反応しないようにしましょう。どういう意味かを相手に聞いてから、反応しましょう。



 6、信頼感を維持して守る

 余りにも多くの人間関係が、浮気や不誠実な行動によって損なわれ、その後に崩壊しています。現時点でのちょっとしたことから、過去の傷を呼び覚まし、必要以上に腹を立てることは多いのです。信頼感を損なったと思ったら、その原因を考えましょう。



 7、人の言いなりにならない。

 争いを避けようと相手の言いなりになっていると、あなたは必要のないエネルギーを消費します。この消費が多くなればなるほど人間関係を恨むようになります。自分が正しいと思うことには断固として、しかし優しく抵抗を示しましょう。万が一間違っていたとしたら、素直に認め、修正しましょう。それがバランスの取れた人間関係を守ることになるのです。



 8、一緒の時間を持つ。

 多忙な毎日の中で、大切な人間関係における一番の悩みは「時間」かもしれません。人間関係が円満に機能するには時間が必要です。共働きで子供のいる夫婦などは、一緒の時間が持てないことから、二人の距離が離れていくと感じるでしょう。一緒の時間を持てば、お互いがどれほど大切な人か自覚できることはよくあります。あなたの大切な人間関係に時間を投資することで、より良い人間関係を築くことができるでしょう。


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