タイトル

人生をもっと有意義に、楽しく、幸せに生きる為のホームページ

 
 
■影響できる事柄と影響できない事柄

私たちはいつも多くの関心事を持っています。健康、家族、仕事、経済、世界の平和など。私たちの周りで起こる事柄は、関心を持っている事柄と関心を持っていない事柄と大きく分けて二通ります。そして、関心を持っている事柄に注目すれば、実質的にコントロールできない事柄と、コントロールできる事柄、あるいは大きく影響できる事柄があるのが分かります。

つまり、関心を持っている事柄の領域の中に、影響できる事柄の領域があることになる。ここで、自分が時間やエネルギーをどちらの領域に集中させているかを見ることによって、主体的な生き方なのか、反応的な生き方なのか知ることができます。

主体的な人は、時間やエネルギーを影響できる事柄の領域に集中し、自分が影響できる事柄に働きかけ、結果として影響できる事柄の領域を広げることになる。

一方、反応的な人は、関心を持っている事柄で影響できない領域に集中していて、他人の欠点や周りの環境、自分ではどうしようもない状況などに集中する。これらに集中すれば、何ごとも人のせいにしたり、被害者意識をつくり出してしまう。影響できない事柄の領域に集中してしまう人は、その領域の事柄に支配されてしまい、自分の無力感と物足りなさを更に痛烈に感じることになるでしょう。

■「待つ」のか「なる」のか

どちらの領域に集中しているか考えるもう一つの方法は、「待つ」のか「なる」のかを区別することでわかります。何ごとも「待つ」ことにしている人は影響できない事柄に集中しています。

「もっと優しい上司だったら」
「もっと自由な時間を持っていたら」
「もっとお金を持っていたら」
「チャンスさえものにできれば」
など。

これに対して、影響できる事柄の領域に集中する人は、「なる」ことに集中している。

「私はもっと忍耐強くなる」
「もっと賢くなる」
「もっと優しい人になる」
「チャンスを掴める実力を持つ」
などである。

問題は自分以外の物にあると考えるならば、その考えが問題なのです。それは、自分以外の物に自分が支配されることを容認することで、自分が状況を改善する以前に、周りが変わらなければならないという考え方です。自分の状況を他人や、周りの環境のせいにするのはとても簡単です。しかし、私たちには自分の行動に責任を持つことができ、反応を選択することができます。自分で自分の人生をコントロールし、自分のあり方や影響できる事柄の領域に集中することによって、自分の周りの状況に大きく影響することができるのです。

影響できる領域に集中する方法はたくさんあります。より良い聞き手になること。もっと愛を示す伴侶になること。もっと熱心な生徒になること。もっと協調性のある従業員になることなど。時と場合によっては、全てを受け入れ、心穏やかに幸せになることが一番良い時もある。


Template Design By パワフルかーちゃん奮闘記HP作成講座