人生の処方箋TOP > 人生の処方箋(簡略編)  

■帝王たる者の在り方・考え方


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人生の教科書と言っても過言ではない!!

より多くの人に読んでもらいたい1冊!!


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人生の黄金律

私の人生に一番影響を及ぼした一冊!最強ビジネス教本


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あの「孫子の兵法書」を分かりやすく解説

現在の経済競争にも通ずるものがあります








○心が本来の正しい状態を失って、中正を得なければ、ものを視ても見えず、声を聴いても聞こえず、飲食してもその味わいがわからない。

○どっしりと深く沈潜して厚み・重みがあるというのはこれは人間としての第一等の資質。大きな石がごろごろしておるように、線が太くて物事にこだわらず、器量があるというのは、第二等の資質。頭が良くて才があり、弁が立つというのは、第三等の資質。

○金が足らないということは信用が足りないということ。理財の道はまず信用から。

○失敗の責任は自分もとろう。しかし功績をあげた栄誉の仲間には入るな。功績を共有するのは仲たがいのもとだ。

○時間は時々刻々と移り変わるが、自分の心は「現在」に据えておかなければならない。時機が到来していないものを迎えることは不可能だし、また過ぎ去って行ってしまったものを追いかけても追いつけない。少しでも過去のことに未練をもって追いかけたり、まだやっても来ないものに気を揉んだりするのは、「心の不在」を示すものである。

○できるだけ目先にとらわれないで、長い目で見る。一面にとらわれないで、多面的に、できるならば全面的に物を見る。枝葉末節にとらわれないで、根本的に見てゆく。この三つは物事を考える上に欠くべからざる大事な原則である。

○利口ぶるのはやめて、無骨な率直さを守り、自分の本心を見きわめて、天地と一体となって生きよう。華美な暮しには背を向けて、さっぱりとした境涯に安住し、そのすがすがしい一生を長く天地にとどめよう。

○およそ天下の大事はすべて小事に起因している。小事だからといって捨ておけば、大事が出来したときにはもはや手のつけようがない。

○情報を隠すという風潮は良くない。隠すべき重大な機密事項は守秘すべきだが、公開しても問題ない事項まで包み隠そうとすると、かえって人々の疑念を招いて、信頼感まで失なってしまう。

○人間は時々刻々に変化して進歩してゆかねばならない。常に旧来の陋習を去ってゆかねばならない。

○高くけわしい山頂には木も生えないが、ゆるやかな谷間には草木が生い茂る。激しい流れには魚も棲みつかないが、よどんだ淵には魚や亀が群がる。ひとりよがりな行動や、あせった考えに走ることなく、包容力をもって人を導かねばならない。

○世間には、大きなことばかり言う者がいる。そういう人は、決まって度量が小さい。また、いつも威勢のよいことばかりいう者もいる。こういう人に限って臆病者である。一方、発言が大きくもなく、元気があるわけでもないが、その言葉の中に深い含蓄がある人の多くは、見識も高く、度量も広い人物である。

○財産、地位に恵まれているときにこそ、貧しく地位の低い人たちの苦しみを理解せよ。若く元気なときにこそ、老い衰えたときのつらさを考えよ。

○頭脳は、正しい判断ができるよう冷静でありたい。背中は、人を動かせるよう暖かくありたい。胸は、人を受け入れられるよう虚心坦懐でありたい。腹は、物に動じないよう胆力を充実させたい。

○些細なことにも手抜きをしない。人目がなくともうしろ暗いことをしない。不遇になっても投げやりにならない。

○皆の安泰を願うなら、まず、おのれの姿勢を正す必要がある。

○口先だけで人を諭そうとしても、誰も従ってはくれない。みずから先頭に立って実行すれば、人はみなこれに見習うものである。そしてさらに道徳をもって感化すれば、人は自然に一人残らず心服してついてきてくれる。

○寛大で温かな心は、春風が万物を育てるように、すべてのものを成長させる。冷酷で疑い深い心は、真冬の雪が万物を凍りつかせるように、すべてのものを死滅させる。

○天のように大きくなくては、下にいる者みんなを覆ってやることができない。また、地のように広くなくては、万物すべてをそのうえに載せることができない。

○ものごとに対処するには、無心でなければならない。心にふくむところがあると、ことはスムーズにはこばぬ。そればかりか、混乱のもとともなりかねない。

○人から信用を得ることは、大変むずかしい。人は言葉を信じないで、その行ないを信じる。さらにいえば、行ないではなく、その人の心を信じる。

○心からうれしく人を愛する。人が幸福になるのを喜ぶ。人に禍がおよぶのを憎む。しかも、それは生まれつきの心から出てくる、どうにも抑えようのない感情であって、なんの報酬をも期待するものではない。

○ものごとを討論するときは客観的な立場に立って、当事者たちの利害得失を十分に考慮することが望ましい。ものごとの処理にあたるときは、実践の先頭に立って、その結果、自分にふりかかってくる利害得失はいっさい念頭におかない。




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